中古物件の購入を検討する際、「リフォーム済み物件」と「物件を購入後にリフォーム」どちらにするか悩む方も多いのではないでしょうか?
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合ったほうを見極める必要があります。
本記事では、リフォーム済みの中古物件を購入する場合と、物件を購入後にリフォームする場合のメリット・デメリットを比較・解説します。
中古物件の購入をお考えの方は、ぜひ参考にご覧ください。
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リフォーム済みの中古物件を購入するメリット・デメリット
リフォーム済みの中古物件は、床や壁紙などの内装、キッチンなど水回りの設備が新品に交換され、綺麗な状態にされている物件が多いです。
なかには、大幅な間取り変更をしている物件や、外壁も内装もすべて変え、新築同様にリフォームされた物件もあります。
そんなリフォーム済みの中古物件には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
リフォーム済みの中古物件を購入するメリット
リフォーム済みの中古物件を購入するメリットは以下の3つです。
完成後の部屋を見てから購入できる
リフォームをする際、工事会社と家主の間でイメージが食い違い、「仕上がりが思っていたのと違う…」というトラブルは少なくありません。
リフォーム済みの中古物件であれば、完成された実物を見てから購入ができるため、こうした失敗が起きにくいという点がメリットです。
資金計画がスムーズに立てられる
リフォーム済みの中古物件は、工事にかかった費用もすべて含まれた金額で、売りに出されています。
そのため、購入にいくら必要なのかがわかりやすく、資金計画が立てやすいという点がメリットです。
物件代金以外にも諸費用(仲介手数料やローン手数料)がかかりますが、上限が決められているため、上限を超えて大幅に高くなることはありません。
入居までに時間がかからない
リフォームをするとなると、会社選びや打ち合わせなどに、多くの時間を要します。
そこに施工期間もプラスすると、長くて半年以上かかることもあり、入居日がずいぶんと先になる可能性も無視できません。
その点、リフォーム済みの中古物件であれば、条件次第で、すぐに入居できるというメリットがあります。
リフォーム済みの中古物件を購入するデメリット
一方で、リフォーム済みの物件には、以下のようなデメリットもあります。
適切なリフォームがされていないことも
見た目は新築同様に綺麗になっていても、建物の断熱や補強の工事がされていないケースもあるため注意が必要です。
見た目の美しさだけで判断せず、住宅診断を利用するなどして、構造の状態も確認してから購入することをおすすめします。
自分好みの内装にできない
購入後にリフォームをする際は、ある程度自分の好きなように内装や間取りを変更できます。
しかし、リフォーム済み物件では、既に内装や間取りが決められているため、自分好みのデザインにはできません。
内装や間取りにこだわりがある方は、自分でリフォームをしたほうが、より理想のマイホームに近づけるでしょう。
中古物件を購入後にリフォームするメリット・デメリット
リフォーム済みの中古物件ではなく、リフォーム前の物件を購入して、自分でリフォーム会社へ依頼するという方法も選択肢のひとつです。
その場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。
中古物件を購入後にリフォームするメリット
まずはメリットからご紹介します。
理想のマイホームにできる
自分でリフォームをする際のもっとも大きなメリットは、なんといっても理想どおりの住まいが手に入ることです。
たとえば、リフォーム済み物件では難しいような「1部屋いらないぶん、リビングを広くしてほしい」などといった要望も叶えられます。
物件の選択肢が幅広い
リフォーム前の中古物件は、リフォーム済みの物件と比較すると、選択肢の幅が広がるというメリットがあります。
なぜなら、リフォーム前の中古物件であれば、内装や設備は自分で変更できるため、室内のデザインにこだわる必要がなくなるためです。
広さや立地、築年数など、内装以外の条件に一致する物件を探せば良いということになり、物件の選択肢が広がります。
建物の構造まで確認できる
リフォーム済みの中古物件では、見た目が綺麗であっても、断熱や補強工事など適切なリフォームがされていないケースがあります。
その点、リフォーム前の物件であれば、工事中に建物の内部や構造部分を確認できるという点がメリットです。
中古物件を購入後にリフォームするデメリット
続いて、物件購入後にリフォームをする場合のデメリットについてご紹介します。
耐震リフォームが必要になる可能性がある
現在の建物には、新耐震基準が適用されています。
この基準は1981年に改正されたものであるため、1981年以前に建てられた中古物件は、現在の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。
そのため、リフォームの際に耐震補強をおこなう必要があり、そのぶん金額がかかるというデメリットがあります。
住むまでに時間がかかる
物件購入後にリフォームをする場合、リフォーム済みの物件と比較して、住むまでに時間がかかるという点もデメリットのひとつです。
購入から引き渡しまでに、物件の検査や打ち合わせ、施工といった過程があるため、実際に入居できるまでに時間がかかります。
場合によっては仮住まいが必要なこともあり、そうなると、家賃などのコストがかかってしまいます。
リフォーム「前」と「後」の中古物件、向いているのはどっち?
リフォーム済みの物件とリフォーム前の物件、どちらが自分に向いているのでしょうか?
ここでは、両者のメリットやデメリットを比較したうえで、向いているのはどんな人なのか解説します。
リフォーム済み物件が向いている方
リフォーム済み物件の購入に向いているのは、次の特徴に当てはまる方です。
●リフォームに時間をかけずに、すぐに入居したい
●内装にこだわりがない
●リフォーム代を別途支払いたくない
自分でリフォーム業者を選び依頼するのは、思った以上に手間と時間がかかります。
また壁紙や設備などを自分で決めなければならず、こだわりがない場合には、選択肢が多すぎて困るという方も少なくありません。
資金計画においても、リフォーム済みの物件であれば、必要な金額がわかりやすく、スムーズに進められます。
こうした点から、リフォーム済みの物件は「リフォーム代込みで家を購入したい・すぐに入居したい・内装にこだわりがない」という方におすすめといえるでしょう。
物件購入後のリフォームが向いている方
物件購入後のリフォームが向いているのは、以下の特徴に当てはまる方です。
●内装や間取りにこだわりたい
●立地にこだわりがある
物件を購入して自分でリフォームをする場合、自分の好きなように間取りや内装を変更できることが大きな魅力です。
そのため、家全体をバリアフリーにしたい、キッチンとリビングを繋げて大きな空間にしたいなど、内装や間取りにこだわりたい方に向いています。
また、「学校の区域内」や「駅から徒歩10分以内」など、立地にこだわりがある方にも、リフォーム前の物件をおすすめします。
物件購入後にリフォームする際のメリットでもあげたように、リフォーム前の物件であれば、内装や設備を気にする必要がないため、より多くの選択肢から選べるでしょう。
上記のことから、リフォーム前の物件は「立地や内装、間取りにこだわりたい」という方におすすめです。
まとめ
リフォーム済みの中古物件と物件購入後にリフォームする場合のメリット・デメリットをご紹介しました。
それぞれを比較すると、どちらにも良し悪しがあり、どれが良いとは一概にはいえません。
譲れないポイントや予算、家族構成などを考慮したうえで、どちらの物件を選ぶか検討しましょう。
中古物件をお探しの場合は、弊社までお気軽にご相談ください。
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