この記事では、土地購入の際におこなわれる地盤調査について、いろいろとご紹介していきます。
家族が安心して住めるマイホームづくりがしたい方はもちろん、「そもそも地盤調査は必要?」と感じている方も必見です。
気になる調査方法や費用なども見ていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
地盤調査とはどんなもの?その必要性についてもチェック
世界でも有数の地震大国とも言われる日本。
一戸建て住宅やマンションなどの種類にかかわらず、日本では住宅性能のひとつとして耐震性能が重視されており、マイホーム購入では家族が安心して住むことのできる品質を持つ住まいが、大前提という方も多いはずです。
地盤調査がおこなわれるのは、土地を購入する際や建物を建築する際になります。
地盤調査では、地盤構成や強度・支持力の把握、土質・土層の把握、地下水位の把握などがおこなわれ、その土地がどのくらいの重さの建物に耐えることができるのか、液状化のリスクはどのくらいあるのかなどを知ることができます。
もしかしたら、土地購入やマイホーム購入を検討する際に、「地震が起きたら起きたで仕方がない」と考えている方もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、地盤調査の必要性は、住宅の耐震性のみにかかわるわけではありません。
地盤調査は、建築基準法で義務づけられていて、建築予定の住宅にはどのような基礎補強が必要か、どのような構造の住宅を建てるべきかなど、マイホームづくりにおけるアイデアやデザインにかかわるものでもあるのです。
地盤調査にはどのような方法があるの?調査費用の目安もチェック
地盤調査は、地形図、土地条件図、旧版地形図、過去の地盤調査資料などの資料を通しておこなう資料調査、調査員が現地を訪れて観察する現地踏査、地盤の深さなどを調査する地盤調査の3段階でおこなわれます。
現在、おもに戸建住宅用の土地の地盤調査で使用されているのは、スクリュー状の鉄の棒を地中に挿し込む、スウェーデン式サウンディング試験という方法です。
また、マンションなどの大規模な住宅用の土地では、ボーリング調査などがおこなわれています。
スウェーデン式サウンディング試験は、調査するための機械設置や機械操作が比較的簡単ということもあり、一般的な大きさの土地では5~10万円程度で調査が可能です。
土地購入の際には、行政機関や地盤調査会社の資料を参考にすることもできますし、家を建てる際には施工会社や建築事務所などを通して、調査の必要性の有無を確認することなどもできます。